SEOタイトルにおける記号の使い方:効果的な活用法と注意点

著者: Decisense編集部公開日: 2025/11/15

SEOタイトルに記号は使えるの?

「タイトルに【】や|を使いたいけれど、SEOに悪影響があるのでは?」と心配していませんか。

SEO担当者の多くが、タイトルタグにおける記号の使用について疑問を抱いています。「Googleは記号をどう扱うのか?」「どの記号が効果的なのか?」「使いすぎると逆効果になるのでは?」といった悩みは尽きません。

この記事では、SEOタイトルにおける記号の使い方を、Googleの公式見解、視認性への影響、効果的な記号の種類と使用方法、業界別の活用法、そして注意すべきリスクまで、具体例を交えて解説します。

この記事のポイント:

  • 記号の使用は基本的にSEO評価に悪影響を与えない
  • 【】、|、:などの記号は視認性向上とCTR改善に効果的
  • 使用する記号は2-3個までに留めることが推奨される
  • 記号を使う目的を明確にすることが重要(目立たせる、区切る、強調する)
  • Googleが記号を無視・書き換えることもあるため、記号に依存しすぎない設計が必要

SEOタイトルにおける記号の役割と効果

SEOタイトルに記号を使用することで、検索結果での目立ち方やユーザーの行動にどのような影響があるのでしょうか。

(1) 検索結果での視認性向上

タイトルタグに記号を使用すると、検索結果で他のページと差別化しやすくなります。特に【】や|といった視覚的に目立つ記号は、ユーザーの目を引きやすく、クリック率の向上につながる可能性があります。

複数の情報を1つのタイトルに盛り込む際、区切り記号として|(パイプ)、–(ダッシュ)、:(コロン)を使用することで、情報の構造が明確になり、ユーザーが内容を理解しやすくなります。

(2) CTR(クリック率)への影響

記号を効果的に使用することで、CTR(クリックスルー率)の向上が期待できます。検索結果で他のページよりも目立つことで、ユーザーがクリックする可能性が高まります。

ただし、記号を使用すれば必ずCTRが向上するわけではありません。記号の使用目的が明確で、ユーザーにとって有益な情報を提供するタイトルであることが前提です。

(3) Googleの記号の扱い方

GoogleのJohn Mueller氏は、2017年に「絵文字や特殊文字は無視することもある」と公式に発言しています。つまり、記号を使用してもSEO評価に悪影響はありませんが、Googleが記号を無視したり、独自の記号に書き換えたりすることもあります。

このため、記号に依存したタイトル設計は避け、記号がなくても内容が理解できるタイトルにすることが重要です。

効果的な記号の種類と特徴

SEOタイトルで使用される記号には、さまざまな種類があります。それぞれの特徴と効果的な使い方を見ていきましょう。

(1) 区切り記号(|、–、:)の使い分け

区切り記号は、タイトル内で複数の情報を区切る際に使用されます。

|(パイプ):

  • 視覚的に目立つ
  • Googleによる書き換え率:約41%
  • 例:「SEO対策の基本|初心者向けガイド」

–(ダッシュ):

  • すっきりとした印象
  • Googleによる書き換え率:約19.7%
  • 例:「SEO対策の基本 – 初心者向けガイド」

:(コロン):

  • 説明や補足を示す際に使用
  • 例:「SEO対策の基本:初心者が知るべきポイント」

SEO効果に直接的な違いはありませんが、パイプは書き換え率が高いため、Googleに変更されやすい点に注意が必要です。

(2) 強調記号(【】)の活用法

【】(黒括弧)は、検索結果で目立たせたい部分を強調するために使われます。

使用例:

  • 「【2025年最新】SEO対策の完全ガイド」
  • 「【初心者必見】SEOタイトルの付け方」

この記号は視覚的に目立つため、ユーザーの注意を引きやすくなります。ただし、多用すると可読性が低下するため、1つのタイトルに1-2個程度に留めましょう。

(3) 装飾記号と特殊文字の注意点

☆、?、#、!などの装飾記号は、視覚的な装飾を目的として使われることがありますが、以下の点に注意が必要です:

  • Googleが「意味を持たないセパレータ」として認識することがある
  • 過度な使用は検索エンジンやユーザーが内容を理解しにくくなる
  • 装飾目的だけの使用は推奨されない

絵文字や特殊文字も使用可能ですが、Googleが無視することもあるため、使用する場合は控えめにすることが推奨されます。

(4) 記号の書き換え率データ(パイプ41%、ダッシュ19.7%)

Googleは、タイトルタグを独自の判断で書き換えることがあります。調査によると、パイプ(|)を使用した場合の書き換え率は約41%、ダッシュ(–)を使用した場合は約19.7%です。

このデータから、Googleはパイプよりもダッシュを優先的に採用する傾向があることが分かります。ただし、書き換えられることがSEO評価に悪影響を与えるわけではありません。

記号の使い方とベストプラクティス

記号を効果的に活用するためには、適切な個数、文字数とのバランス、配置を考慮する必要があります。

(1) 適切な記号の個数(2-3個まで)

記号は2-3個までに留めることが推奨されます。過度な使用は以下のリスクを招きます:

  • 文字数が増加し、タイトル後半が「...」で省略される
  • 可読性が低下し、ユーザーが内容を理解しにくくなる
  • 検索エンジンが意図を正しく認識できない可能性がある

(2) 文字数とのバランス(30文字目安)

タイトルタグは約30文字(記号込み)が検索結果で表示される目安です。記号を使用すると文字数が増加するため、以下の点に注意しましょう:

  • 重要なキーワードは前方に配置する
  • 記号を含めて30文字以内に収める
  • 後半が省略されても内容が伝わるように設計する

良い例:

  • 「SEO対策の基本|初心者向けガイド」(18文字)
  • 「【2025年版】SEOタイトルの付け方」(19文字)

悪い例:

  • 「【必見!】【2025年最新版】SEO対策の基本|初心者が知るべきポイント|完全ガイド」(44文字、省略される可能性が高い)

(3) 記号の配置と可読性

記号を配置する際は、以下のポイントを意識しましょう:

  • 区切り記号は情報の境界に配置する
  • 強調記号は目立たせたいキーワードの前後に配置する
  • 記号同士が連続しないようにする

良い例:

  • 「SEO対策の基本|初心者向けガイド【2025年版】」

悪い例:

  • 「SEO対策の基本||初心者向けガイド【【2025年版】】」(記号が連続している)

(4) 目的別の記号選択

記号を使用する目的を明確にしましょう:

目立たせる目的:

  • 【】を使用して重要なフレーズを強調
  • 例:「【初心者必見】SEO対策の基本」

区切る目的:

  • |、–、:を使用して情報を整理
  • 例:「SEO対策の基本|初心者向けガイド」

強調する目的:

  • 【】や!を控えめに使用
  • 例:「SEO対策で失敗しないための5つのポイント」

目的がない記号の使用は避けましょう。

記号使用時の注意点とリスク

記号を使用する際には、いくつかの注意点とリスクがあります。

(1) 過度な使用による可読性の低下

記号を多用すると、タイトルが煩雑になり、ユーザーが内容を理解しにくくなります。特に装飾記号(☆、?、#等)を複数使用すると、スパムのような印象を与える可能性があります。

悪い例:

  • 「★☆★必見!SEO対策の基本??【2025年版】#初心者向け」

このようなタイトルは、ユーザーに不信感を与え、クリック率が低下する可能性があります。

(2) 文字数増加による省略リスク

記号を使用すると文字数が増加し、検索結果でタイトル後半が「...」で省略される可能性があります。重要なキーワードが省略されると、SEO効果が低下する可能性があります。

(3) Googleによる無視・書き換えの可能性

Googleは、タイトルタグを独自の判断で無視したり、書き換えたりすることがあります。このため、記号に依存したタイトル設計は避け、記号がなくても内容が理解できるタイトルにすることが重要です。

(4) 装飾目的だけの使用を避ける理由

装飾目的だけの記号使用は、検索エンジンやユーザーの理解を妨げる可能性があります。記号は「目立たせる」「区切る」「強調する」といった明確な目的を持って使用しましょう。

業界別・目的別の記号活用法

記号の効果は、業界やターゲット、競合状況によって異なります。ここでは、いくつかの具体例を見ていきましょう。

(1) BtoB企業のタイトル記号戦略

BtoB企業では、専門性や信頼性を重視したタイトルが好まれます。

推奨される記号:

  • :(コロン)で説明や補足を示す
  • –(ダッシュ)で情報を区切る

例:

  • 「MAツールの選び方:企業規模別の比較ポイント」
  • 「SaaS導入ガイド – コスト削減と業務効率化を実現」

(2) 情報提供型コンテンツの記号使用

情報提供型コンテンツでは、内容の網羅性や具体性を示すことが重要です。

推奨される記号:

  • 【】で年度や対象読者を明示
  • |で主要トピックを区切る

例:

  • 「【2025年版】SEO対策の完全ガイド|初心者から上級者まで」
  • 「コンテンツマーケティング入門|戦略立案から効果測定まで」

(3) 2025年のトレンド(最新版、初心者必見等)

2025年のトレンドとして、以下のフレーズと記号の組み合わせが効果的とされています:

【2025年版】【2025年最新】:

  • 最新情報であることを強調
  • 例:「【2025年最新】SEOタイトルの付け方」

【初心者必見】【入門】:

  • 対象読者を明確にする
  • 例:「【初心者必見】SEO対策の基本ステップ」

これらのフレーズは、ユーザーの検索意図に合致しやすく、CTR向上につながる傾向があります。ただし、内容がフレーズと合致していることが前提です。

まとめ:記号を効果的に使うためのポイント

SEOタイトルにおける記号の使用は、適切に行えば視認性とCTRの向上に効果的です。ただし、過度な使用や目的のない使用は逆効果になる可能性があります。

記号使用のポイント:

  • 【】、|、:などの記号を目的を持って使用する
  • 2-3個までに留める
  • 記号込みで30文字以内に収める
  • 記号がなくても内容が理解できるタイトルにする
  • 装飾目的だけの記号使用は避ける

次のアクション:

  • 現在のタイトルタグを見直し、記号の使用状況を確認する
  • 記号を使用する目的を明確にする(目立たせる、区切る、強調する)
  • A/Bテストで記号の有無によるCTRの違いを検証する
  • 競合サイトのタイトルを調査し、効果的な記号の使い方を参考にする

記号の使用効果は業界やターゲットによって異なるため、自社のデータをもとに最適な使い方を見つけていきましょう。

※この記事は2025年11月時点の情報です。Googleのアルゴリズムは随時更新されるため、最新の公式情報も併せてご確認ください。

よくある質問

Q1タイトルに記号を使うとSEOに悪影響がありますか?

A1基本的に影響ありません。GoogleのJohn Mueller氏も「絵文字や特殊文字は無視することもある」と発言しており、SEO評価に悪影響はありません。むしろ、記号を効果的に使用することでCTR向上につながる可能性があります。

Q2どの記号を使うべきですか?

A2【】、|、:が効果的です。区切り記号として|(パイプ)は書き換え率41%、–(ダッシュ)は19.7%です。【】は視覚的に目立ち、:は説明や補足を示す際に使えます。目的に応じて選びましょう。

Q3記号は何個まで使っていいですか?

A32-3個までが推奨です。過度な使用は文字数増加によるタイトル省略や可読性低下を招きます。記号込みで30文字以内に収めることを目安にしましょう。

Q4絵文字や特殊文字は使えますか?

A4使用可能ですが、Googleが無視することもあります。装飾目的だけの記号(☆、?、#等)は検索エンジンやユーザーの理解を妨げる可能性があるため、避けることが推奨されます。

Q5パイプ|とハイフン-のどちらを使うべきですか?

A5SEO効果に直接的な違いはありません。パイプの方が書き換え率が高い(41% vs 19.7%)ため、Googleに変更されやすい点に注意が必要です。視覚的な好みや業界の慣習に合わせて選ぶと良いでしょう。

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Decisense編集部

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